岡山で3万人分のデータ収集したよって話。

2016.04.28 HTML5/JavaScript openFrameworks Works 

001

先月の3/4〜4/10まで、岡山で行われていた魔法の美術館に、
以前、unframe #001 で作った「.hito」という作品をアップデートしたものを ver.02 として出展していました。

この作品は会場で遊んでくれてる人の簡易ポリゴンをリアルタイムに作って、
そのデータを独自拡張子である.hitoファイルに変換し、サーバーにアップロードして.hitoのウェブページが増殖していくっていうものだったんですが、
今回のバージョンでは会場にインターネット環境がないなどの問題もあり、
リアルタイムアップロードを止めていたんですが、裏では外付けSSDに貯める仕様に変更していて、
魔法の美術館閉幕後にその会期中に貯まったデータが岡山から帰ってきたので全部ごそっとアップロードしました。
これにてようやく作品完成。めでたしめでたし。☺️
サイト → http://hito.rettuce.com/02/okayama.html

展示風景こんなん。

ところで魔法の美術館 岡山会場では来場者数3万人を超えたそうで、
当然僕に帰ってくるデータも3万人分。。。。とビビってたのですが、まー結局一人一人全員が体験するわけではなく、
(一気に複数人で遊ぶ、並んでるからパス、子どもにやらせて親は体験しない、そもそもつまんなそうだからやらないorz etc..)
僕の方に帰ってきたデータは全部で合計1万ファイルくらいでした。まーそれでも1万ファイル。。。15GBくらい。。。
因みにこの1ファイルには遊んでる間のgifアニメと、1枚だけ撮影した画像ファイル、3Dデータのobjとそのテクスチャ画像が残るようになってます。
このままアップしても良かったんですが、完全にミス撮影のファイル(ちゃんと写ってない etc)がリスト上にちらほらあっても見づらいし、
何よりこのゴミファイルにサーバー代を払う気はない!!!ということでチェックし始めました。3万人分。。すごい辛かった。。w
どんなデータが撮れたかはマジでほんの一部だけどこちら

技術的なとこ

そんなに難しいこともしてないので書くことそんなないけど、
とりあえず前回からのアップデートはこんな感じ。

・WebGLで表示できるように
    → これはサイト側の変更だけだけど、Three.js使って見れるようにした。ただしこれのおかげでデータ量削減とファイル形式の以下2つの問題対応が発生。

・ディティール部分取得用の輪郭線検出前に顔検出入れた
    → 輪郭線検出したものを全部頂点とするとPoly数が増えすぎるので顔まわりのみに変更。これで大分データ量減った〜。webは大変。。
    → ただしこれのおかげで子ども顔じゃなくて係りの人や付き添いの大人の顔を優先的に検出しちゃうという問題が発生。。子どもの顔って認識されづらいよね。。

・.hitoファイルから.obj+textureに変更
    → これもThree.jsで見れるようにしたかったので、.hitoファイル止めて普通に.obj。ちょっとつまらんくなった。

・DelaunayアルゴリズムをOpenCVのものに変更
    → 顔検出にOpenCV使用しててその過程で知ったのだけど、OpenCVにもdelaunay、voronoiのアルゴリズム入っててそっちの方が早かったのでこっちに変更。

良かった点

まーでも純粋に自分の作品で遊んでくれてる人の笑顔が観れるというのはやっぱりつくっててよかったな〜とめっちゃ思えた部分で、
反応をちゃんと確認するという意味でも映像や今回のようにgifでもいいので残しておくのはいいことだなと思いました。かわいいgifめっちゃ増えた。w

あと解像度をどこまで下げればその人と認識されないか、つまりインターネット上に公開されることに抵抗がなくなるかみたいな事を考えてver.01をやった経緯があって、
前回は結構肯定的な感じで遊んでもらえたので、今回はじゃあちょっと解像度を前より上げてみるかと、もう少し表情が分かるくらいにまで上げてみました。
前回と今回では客層が違いすぎるので多分今回の方がそういうのに対しては否定的なんじゃないかなぁとなんとなく思いつつ。

微妙だった点

ただ今回はリアルタイムでのアップロードが出来ていないのであんまりみんな興味がないというか、そもそも現地でちゃんと説明されてるのかも謎で、(たぶんされてない)
これ多分みんなアップロードする作品って理解されてないんだろうなってのがあって、うーん、これ公開していいのか?と思いつつ、まーその反応を見てみるのも実験の一つかなと思い、アップしてみた。
この作品は結構自分のデータ収集目的につくりはじめた部分があって、今回で言うとそれがデータが裏で残って最終的にサイトで作品完成になるよって部分なんですが、
先ほども言った通り多分そういったところはこういった会場では説明してもらえてなくて、(そもそも会場で説明している人たちに自分自身が会ってないので説明できてない)
そういう細かいことはあんまり興味ないんだろうとは思うものの、結局子どもウケというか表層の分かりやすい部分しかなんとなく評価されないとこなんだろうなーと理解した。
まーこういう世界もあるわけでそれはそれで何となく勉強になったのでいい機会だったなぁとも思う。

今後

でもなんだかんだ言って子どもの喜ぶ顔とか見てると、これになかなか勝てるコンテンツもないなぁとも思う次第で悩ましい。w
今やりたい事はもっと別方向で、それは仕事やunframeや空いた時間に勝手にやらしてもらってるので、
これはこれで2次利用的なアップデートというか違う方向へのアップデートというのもいい経験になりました。:)
今年は他の地域でもまだ展示させてもらえるそうなので、こうやって作ったものが成仏?するならまーこれ以上嬉しい事はないかなぁと。
というか子どもが参加することでこの作品の色味が変わっていくのは大変面白い経験でした。:)

多分このコンテンツが本人達に届く事はなさそうだけどもw、サーバー代が持つ限りデータはずっと残しておきたいなぁ。
いつかインターネットの中で再びこの瞬間の自分や子ども、知り合いと出会えたりするとインターネットぽくていいなぁと思います。
遊んでくれたみなさん、本当にありがとうございました。

それでは最後にいくつか紹介〜 (遊んでくれた人の全員分見たからね!!!!)

アラレちゃん。めちゃかわ。今回のサムネ決定。ということでBest of Okayama!!! 1/30,000!!!!
http://hito.rettuce.com/02/hito.html?location=okayama&date=2016/3/16/112849

ぐっさん。岡山TVの特番があったそうな。観たかった〜
http://hito.rettuce.com/02/hito.html?location=okayama&date=2016/3/09/154540

しまじろう。。
http://hito.rettuce.com/02/hito.html?location=okayama&date=2016/3/10/152930

おばちゃんの最高の☺️いただきました。
http://hito.rettuce.com/02/hito.html?location=okayama&date=2016/3/19/105245

カイジかよみたいな目つきがgifとのギャップがありすぎて大好き。
http://hito.rettuce.com/02/hito.html?location=okayama&date=2016/3/25/173026

めちゃいいgifもいくつか。こんなんを1万ファイル集めれて幸せ☺️

animation0

animation1

animation-2

animation-6

いやー、確認作業でこんなに癒されたことないわ〜。w

Thanks!!!!!!!!!!!!!!!

you

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