frequency domain つくりました。

2014.09.18 MediaArt openFrameworks Works 

この9/13,14,15の3連休で、以前告知していた unframe というグループ展のver002を行いました。

僕は今回は frequency domain という作品をつくりました。

frequency domain = 周波数領域 と呼ばれる関数や信号の周波数に関して解析することを意味する用語で、
波形は常に正弦波と余弦波の合成によって得られるというフーリエ級数の概念に基づいて関数を周波数成分に分解する。
今作品では任意に入力された値から周波数を決定し、数種類のOscillatorとFM変調を用いたSynthesizerを作り、
生成された音の波形を周波数成分に分解し解析、ビジュアライズを行った。

ビジュアライズする対象を何とするかを考えた時、昔から目に見えない時間や音を可視化することが好きだった。
他にも人の感情や興味、インターネット上でのコミュニケーションなど、数値化や可視化しづらいもの程興味があるのかもしれない。
コンピュータグラフィックスが好きな理由のひとつに無限ループや恒常的な変化といった性質があり、
それらの為の外部要因を出来るだけ他意に委ねることで展示期間内に新たな作品の一面が見られればと思う。

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で。

平たく言うとシンセサイザーを作ってその音をビジュアライズするインスタレーションということなんですが、
今回何がしたかったのかとか、どういう風につくったのかとか、もうちょっと補足というか裏側だったり、
後は観てもらったことによるフィードバックを受けてどう思っていたのかとかをつらつらと残しておこうかなと。

・何をしてたのか
・何がしたかったのか
・観てもらったフィードバックとそれについて
・感想

・何をしてたのか

先ほども言った通り、シンセサイザーを作ってみて、そこから生まれた音をデータとしてビジュアライズし、展示期間中にみんなが作った音がプリセットの音としてどんどん溜まって行くといったインスタレーションになっていました。
今回はMax/MSPを使って、ステップシーケンサーと呼ばれる音階とBPMを自分で決定しその周波数を元に、
(1)8種類のオシレーター、(2)FM変調、(3)MIDI出力し、Ableton LiveをMIDI楽器として使用
というような3種類の方法で音を生成し、その合わさった音 = 1つの波の解析を行ってデータ化し、
openFrameworksを使ってデータビジュアライズするということを行っていました。
またそうした音のパラメータを保存する事で、会期中に作られた音がどんどんプリセットとして溜まって行くというような仕組みになっていました。
生成した音色のデータをそのままビジュアライズしているだけなので、音を変化させればそのままビジュアライズも変化する、というような、1人簡易DJ+VJ遊びみたいなことが出来るものをつくりました。

・何がしたかったのか

本音を言えば、Maxの勉強がもっとしたかったということに尽きるかと思います。w というのも、Maxを仕事で使うようになったのが今の環境になってからなので、まだ半年くらいしか触れておらず、毎回毎回案件で必要に迫られて勉強しながら使うというような(正しい?)覚え方をしていってる最中なのですが、そうした使い方だと本来の音響合成のソフトウェア(?)というような使い方ができておらず、もうちょっとそっちも勉強したいなというのがきっかけです。
また、お仕事ではビジュアライズを担当させてもらうことが多かったりするのですが、今の環境では専門性が高すぎてデータ解析の部分を担当することがあまりなく、そのビジュアライズする元となる、要するにデータを久しぶりに自分で一から作ってみたかったというのが大きかったりします。
昔からデータビジュアライズみたいな分野が好きなのですが(余談ですがTwitterの直近100件を取得して何となく生活リズムだったり交友関係みたいなのを可視化するみたいな作品を昔作った事があります。→ Tweetree)、音を素材とする時にはいつもその素材に困っていたりします。(著作権をもっと色々勉強しないとダメだと思いますが、、)
もっと簡単にビジュアライズの対象となるデータを生成できないかなーと考えた時に、あ、今使っているMaxはまさにその分野のソフトウェアじゃないかと気付き、じゃあ音の生成をやろうかなーと考えたという感じです。

・観てもらったフィードバックとそれについて

これでDJとかVJとかしないんですか?っていうような事を割と色んな方に聞かれましたが、正直お遊びレベルなので自分では全く使い物にならないと思いますよーと答えていましたw まーそれでも友達とか身内のイベントからでも何かしらこういうのを作れる機会があればやっぱり楽しくていいですね。:)
後は使い方が分かりづらい!何やってるのか分からない! → はい、ごもっともです。。w こうした展示とかでは誰がどこを触っても何かしらのフィードバック(反応)があってこそのインタラクティブだと思うので、その点では勉強過程で作った作品なので、展示の場というレベルで言うと全くそこに到達していない作品だなぁというのが皆さんからの意見で率直に感じたことでした。要するに勉強過程で作ったものを展示として置くにはふさわしくないよね、というようなことだと思います。
今展示期間中、ほぼずっと作品を離れられなかったのもこうした理由で、操作説明や仕組み説明をしないと全く理解されないだろうなというふうに感じたからで、そこの点はやっぱり展示するからにはというところを気をつけていかないとなーと反省できました。

・感想

それでもやっぱり作ったものを人に観てもらえるというのは素直に嬉しいなぁと思います。
意見をもらえるというのはその内容がどうあれ自分のマイナスになることは決してないので観てもらってなんぼだなと、本当にそれに尽きると思います。
なので、今展示期間中にわざわざ観に来て頂けた方や、このblogや映像で観て頂けた方や、もっというとそこから更に何かしらの意見や考えを伝えてくれた方々へ、
本当にどうもありがとうございました!!

それでもまた懲りずに何かしら作っては観てもらえるように頑張っていこー!
と思える、自分にとってよい展示でした。

最後に同年代の一緒に制作を行ったメンバーの方々。
それぞれ案件激務の中おちかれさまでした!また何かつくりましょー!!

どうもありがとうございました。

you

member

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